電池活用技術研究会

 

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外形


 5LEDの“光るっち”でも、一般的な用途では十分な明るさですが、 災害時の人命救助用としてはもっと明るい方が良いので10LEDの“スーパー光るっち”開発にチャレンジしました。
 ケースサイズからはLED10個まで可能なことは直ぐ分かるのですが、駆動用のトランジスタも倍増するので、基板の製作が難問題。推敲を重ねて、名人芸で、詰め込みました。
参考資料: 単四アルカリ乾電池の容量テスト


 LED取付け部の穴が多くて、加工が難しいので、穴の縁に少しひび割れが出来てしまいました。手作りで受注生産する場合でも、完璧な仕上げは無理かもしれません。内部の配線も空中配線を駆使しているので難易度が高いです。
 下段のLEDは少し下向きになっているので、照射角が広くなっています。

 取扱説明書(Word文書ファイル)


 新規製作品(2012年4月)
 高速回転ドリルを使用した穴開け技術が確立したので、きれいに穴開け加工が出来ています。回路も部品コストを下げるように少し変更しています。

 取扱説明書改訂版(Word文書ファイル)

内部の構造 (2010年8月製作)

内部の構造 (2012年4月製作)

解説

 5LEDの“光るっち”に比べて約2倍の明るさですが、弱の設定では5LEDの“光るっち”と同等の
 明るさ(消費電流)になるように、明るさを切り替えたときの電流値の変化を大きくしてあります。
 強では、連続点灯時間が半分になりますが、弱では連続点灯時間が同等です。

 スイッチの切り替えで3段階に明るさが変えられます。
     スーパー光るっち       光るっち
  強:LED電流=27mA (合計270mA)  LED電流=28mA (合計140mA)
  中:LED電流=9mA (合計90mA)    LED電流=14mA (合計70mA)
  弱:LED電流=3mA (合計30mA)   LED電流=7mA (合計35mA)


 その他の機能・特徴は、光るっちと同じです。オプションの“光るっち”スタンドも共用出来ます。

使用LED
 “光るっち”試作機は、NSPW500GS-K1 b2W(31000〜44000mcd IF=20mA)を使用しましたが、
 “スーパー光るっち”試作機は、購入店の在庫の都合でNSPW500GS-K1 b1Wを使用しました。
 明るさのランクは同等ですが、色度が少し異なっていて、こちらの方が青みが少なくてきれいです。

懐中電灯との明るさ比較
 一般的な(白熱電球使用)懐中電灯と明るさを比較してみました。

先ず、重さ(電池込)を比較。

天井を照らして、明るさを比較(撮影条件 ISO200 F5.6 1/10秒)

夜道を照らして比較すると(撮影条件 ISO1600 F3.5 1/3秒)

普通の懐中電灯は反射鏡でビームを絞っているので、中央の極狭い範囲だけ明るいですが、
周囲は暗くて良く見えません。“スーパー光るっち”は中央が明るいだけでなく、周辺の明るさも
優れているので遥かに実用的です。
しかも、この比較写真は電池が新しい時のテストなので、電池が消耗してくると、
電圧が下がっても(空になる直前まで)明るさが変わらない“スーパー光るっち”と、
電圧が下がれば暗くなる普通のライトとの、明るさの違いはもっと極端になります!!!