電池活用技術研究会

 

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台湾製セル使用のOLYMPUS BLM1互換電池(2セル直列7.4V1500mAH)、新品のテストです。
新品のリチウムイオン電池は初回の充電では、電池の持ちが悪く、数回完全な充放電を繰り返すと、電池の持ちが良くなる(活性化される)という噂がありますから、本当かどうかテストしてみました。

放電電流:1C(1.5A) 放電終止電圧:3.0V/セル 充電電流:0.7C(1.05A)  充電電圧:4.1V/セル
  放電容量 放電開始時
内部抵抗
充電容量 定電流充電終了時
内部抵抗
1回目  238mAH (15.9%) 1.59WH 180.1mΩ 1418mAH (94.5%) 11.386WH 179.2mΩ
2回目 1405mAH (93.7%) 9.988WH 184.8mΩ 1408mAH (93.9%) 11.288WH 178.8mΩ
3回目 1400mAH (93.3%) 9.942WH 184.9mΩ 1403mAH (93.6%) 11.258WH 178.7mΩ
4回目 1398mAH (93.2%) 9.932WH 184.4mΩ 1406mAH (93.7%) 11.264WH 178.1mΩ
結果は、ほとんど変化無しです(容量が増えることはなく、むしろ少しずつ劣化が始っています)。リチウムイオン電池は満充電で放置すると劣化するので、販売時には少しだけ充電した状態になっているので、初回の放電容量は少なくなっています。 1つだけのテスト結果では解りませんが、メーカーで出荷前に充放電テストを行っているためかもしれません。また、リチウムイオン電池は、上限電圧に達した後、しばらく充電を続けないと満充電にならないので、新品の電池を充電する時に急いで充電器から取り出して使用するせいかもしれません。

1回目の放電

リチウムイオン電池BLM1の高精度放電特性(温度・内部抵抗・電流・電圧)グラフ 1C
1回目の充電
温度のグラフが最初に下降しているのは前回放電時の過熱によるものです。
リチウムイオン電池は充電時の上限電圧を厳格に守らないと壊れるので、上限電圧に達したら定電圧モードに切り替え、電流を減少させていきます。そのため、満充電にするためには、急速充電は困難です。短時間に充電する急速充電器は、満充電に達する前に充電を打ち切る仕組みになっています。

リチウムイオン電池BLM1の高精度充電特性(温度・内部抵抗・電流・電圧)グラフ 4.1V

2回目の放電
 リチウムイオン電池は、電圧が安定しているニッケル水素電池と違って、放電時に電圧がなだらかに下がっていきますから、電池残量の表示が容易です。

リチウムイオン電池BLM1の高精度放電特性(温度・内部抵抗・電流・電圧)グラフ 1C